定期的にスポーツ救護班設置を促す投稿をしていきます。

大会主催者の方やチームを牽引されている方は救護班を設置するのは、義務と言ってよいでしょう!

しかし、現状はスポーツ大会にもかかわらず、救護班を設置しない大会が多すぎる気がします。

要因がいくつか考えられますが
「お金がかかる」
「何かあったら救急車をよべばいい。タダだし」
「スポーツトレーナーがチームにいるので、、、」
 です。

たしかに、選手が意識不明であれば、救急車を呼ばなくてはなりません。
そのために救急車があるのですから。

 しかし、スポーツ大会で多いのは外傷です。
 外傷というのは、骨折・脱臼・捻挫・打撲などです。
 外傷のほとんどが緊急性(命の危険性)はなく、応急処置をできれば問題ないのです。
 
応急処置と言うのは、軽い捻挫・打撲なであれば、アイシンングや固定で良いと思います。少し勉強している人であれば免許が無くとも出来ると思います。
 しかし、靭帯断裂などの可能性がある、重度損傷の捻挫は、後日MRIなどで医師が確認するとは思いますが、その場である程度の徒手検査をするのがベストだと思います。

そして問題は骨折・脱臼の重症です。
脱臼・骨折は変形が激しいため一般の人が目にすれば驚いて救急車を呼んでしまうでしょう。救急車を呼んだとしても当然すぐには、整復されません。救急隊は、消防士です。
技術的にも免許的にも整復が出来る方々ではありまあせん。安静に動かさないようにして搬送するだけです。搬送されるという事は、その間、整復されないということです。
救急救命士も、実は整復は出来ません。

 スポーツ大会は土日に集中します。大きな病院に搬送されれば、命の危険がある方が優先され、後回しにされる可能性もあります。(私はこれを見てきました)
 休日当番の病院に搬送されたとしても、当番医の先生が整復を出来るとはかぎりません。結果、整復が遅れ、徒手整復が出来なくなり、手術となってしまう可能性もあります。
 手術となれば、選手の復帰も膨大な時間がかかり、費用もかかります。

現場で整復が出来れば、その必要はないのです。

この整復ができるのが、我々「柔道整復師」です。もちろん医師もできます。
しかし、医師だからと言ってすべての医師ができるわけではありません。
(免許的には出来ます。)

柔道整復師も同じです。
免許を持っていても整復ができない人は8割もいると言われています。

また病院で勤務されている看護師の方や理学療法士の方でも整復することはできません。
もちろんスポーツトレーナーと呼ばれる方では手の出しようがありません。
スポーツトレーナーという免許(国家資格)はありません。(免許だと思っている方も多いと思います)スポーツトレーナーとは業種の事です。
整復はもちろんできませんし、先に述べました徒手検査も出来ない可能性があります。

整復をできるのは、「柔道整復師と医師のみ」なのです。

しかも、スポーツ大会の現場で求められているのはその場で整復することです。
麻酔して整復でも、レントゲンを見なながらの整復でもありません。

それをできるのが我々「柔道整復師」です。

話は戻りますが、つまり救護班を置かない要因、
「お金がかかる」「何かあったら救急車をよべばいい。タダだし」という考えの大会主催者、チーム引率者は、一流ではないということになります。
救護班を置くのは、全て選手の為なのです。

費用云々ではなく、外傷をその場で応急処置できる救護班を設置するのが一流の主催者であり、一流のチーム引率者なのです。
(救急車の出動回数を減らし、命の危険がある方へ救急車を届けるということです。)
応急処置とはRICEではないです。脱臼・骨折の整復固定です。

なので、医師か柔道整復師しかできないのです。
看護師・理学療法士は素晴らしい免許です。
これを否定をすることは当然ありません。

看護師・理学療法士を救護班に置く大会も聞いたことがあります。
でも、整復はできないのです。
スポーツ救護は、医師か柔道整復師がベストなのです。

もちろんスポーツトレーナーでは意味がありません(けがの救護において)
捻挫のテーピングやアイシングはできると思います。

しかし、脱臼・骨折の整復と固定は、そうはいかないのです。

プロに依頼するので費用も勿論かかります。
費用をかけたのにケガ人が出ないこともあります。
保険でいうと掛け捨てかもしれません。

スポーツをやっている以上は、ケガを避ける事は出来ません。
それでも、一流の主催者・引率者はそれを設置するのです。
それが選手をケガから早期復帰させる唯一の対処だからです。

大会を主催される方
チーム責任者の方

万が一の大きなケガの時に選手をいち早く復帰させるためにも
本物の救護班を置く一流の主催者や監督・コーチになって下さい。

全ては選手の為だからです。

当院でスポーツ救護を請け負っております。
お気軽にご相談下さい