先日、お母さんに連れられてきた小学校1年生の女の子。右腕の肘から前腕にかけて湿布を貼り回内位(手のひらが下を向いている状態)で来院。お母さんからの話から出たキーワードは、「腕を動かさなくなった」「叔父が腕を引いた後から」でした。この状況から女の子は肘内障(子供の肘の脱臼)と容易に想像がつきます。
実は前日から痛めており、その日に病院に行ってレントゲンを撮っているとのこと。しかし「骨には異常が無い」とそのまま帰されたそうです。おそらく前日と来院当日は祝日だったので整形外科医ではない当番医であったのでしょう。したがって肘内障と気付かずに帰してしまったと思われます。
女の子の症状から肘内障と判断し、整復を開始しクリック音を確認。無事に元に戻りました。
このよな事態にも当院は素早く対応いたします。