11月13日(日)に郡山市で開催される日本ブラジリアン柔術連盟主催の東北選手権の救護を同連盟より依頼され担当させて頂くことになりました。
同連盟の大会は過去に何度も依頼され救護に当たってきました。今回も救護に力を尽くしたいと思います。今回は、郡山市の接骨院から救護の補助をし勉強をしたいとの問合せもありました。スポーツでの外傷は現場で経験を積むのがなによりですので素晴らしい事だと思います。
残念ですが、柔道整復師という同じ資格保持者でも外傷処置を全くできない先生が多く存在するのが現状です。
10年接骨院に勤務した柔道整復師の先生でも「1回も脱臼を整復したことが無い」「脱臼を見たことが無い」というのはよく聞く話です。
10年接骨院に務めても10年マッサージしかしてないのです。悲しいですね。柔道整復師の質が下がっているのはこのような原因があるのです。
ただ単に「接骨院勤務経験が10年以上ある」ということだけでは腕が良いとは限らないということですね。つまり、「年数経験」ではなく「実績」や「実力」が大事ということになります。
驚くことにスポーツ大会の救護を担当している柔道整復師先生(ある接骨院の院長の立場にある方です。)が「脱臼処置」を出来ないでオロオロするという現場を目の当たりにし、当院の総院長が見かねて代わりに整復をするという事もありました。
あとからその先生に総院長が話を聞くと、まず第一声が「助かりました」でした。・・・? ん、助かってないですよね? 柔道整復師として完全にOUTですよ。
そして「脱臼なんて出るとは思わなかった」「重症が出ないといいなと思っていた」「とりあえず居ればいいと言われた」と、なんとも怒りを通り越して呆れてしまうほどの応えでした。
このような先生には二度と救護依頼が来ないし、依頼されても「もう恥はかきたくない」と思い断るようです。もう意味が分かりませんね。恥をかきたたくないなら「現場」です。接骨院の中は「現場」ではありません。スポーツ大会などの外傷が予想される場所で救護を経験する場が、「現場」であり、救護の依頼をされる「信頼」を構築しなければ、その「現場」にもいる事すらできません。
今回のように「救護の補助をして勉強したい」という志はとても良い事だと思います。